沖縄空手の上地流空手と、琉球古武道(琉球古武術)のそれぞれの稽古内容をご紹介いたします。
稽古の最初の30分を使って、基本動作と補助運動の練習をします。
この時間は、少年部と一般部との合同練習です。
各自の習得度合い、級・段に応じた型を練習します。
ただし三戦(サンチン)の型は、全てに通ずる基本の型なので、最初に全員で練習します。
防具を着けて、全空連方式(寸止め)の組み手稽古をします。
キックミットを使って、移動しながら実際に当てる突き・蹴りを練習します。
一般部門は、上地流の特色である頑強な手足を作るための「鍛え」を行ないます。
独特な呼吸法で体を締めつつ、互いの小手を打ち付け合ったり、足で蹴りを受けたりします。
(まだ体の出来ていない少年部は行ないません。また、各自の修行度に応じた強度で行ないますので、怪我の心配はありません。――若干の打撲はありますが。)
それぞれの武器の基本動作を練習します。
各自の習得度合い、級・段に応じた型を練習します。
棒対釵、棒対トンファーなどの組み合わせの約束型を練習します。
互いに棒を構えて、棒対棒で突き、受けの練習をします。棒を振ってるだけでは理解しづらい理合を身につけます。
防具を着けて、少年部は軟式(ラバー製特殊武器)、一般部は硬式(特製竹刀棒)で実戦形式の練習を行ないます。試合形式は、剣道のように有効打が入るとポイントとなります。